家に関することなら、なんでも出来ます
MOPTOP通信
あっという間に梅雨が終わり、毎日真夏のような暑い日が続いていますが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか。
さて、今回は春に完成した新築現場の完成報告です。
4月の完成見学会には沢山の方のお越しいただきました。
ありがとうございました。
この現場は建て替えの工事でした。
既存の家を解体し、更地になった同じ場所に新しく家を建てます。
2021年11月末 基礎工事スタート
12月、いよいよ土台敷きです。
土台敷きとは、コンクリートの立ち上がりに土台を設置し、土台と土台の間に床を支える為の部材である大引を組んでいき、1階床の骨組みを作る作業です。
土台敷きが終わると、建前です。
建前とは、基礎の上に柱、梁(はり)、棟などの家の骨組みを組み立てることで、棟上げ(むねあげ)や上棟(じょうとう)とも呼ばれます。
この日は複数の大工が揃い、1日賑やかに作業をします。
お昼にはお施主様がお弁当をご用意下さり、みんなでお昼を食べながら上棟のお祝いをしました。
美味しいお弁当でエネルギーチャージをして、午後も元気にスタート!
1日かけて屋根の下地まで組むことが出来ました。
これで建前の日の作業が完了です!
建前が終わると、いよいよ数ヶ月に渡る大工工事が本格的にスタートします!
まずは壁を塞ぐ作業をしていきます。
骨組みだけの建物に外壁の下地材を施工します。
この日は板金屋さんによる屋根工事が行われました。
今回の屋根はガルバリウム鋼板です。
ガルバリウムとはアルミニウムと亜鉛とシリコンの3つを組み合わせた合金のことで、このガルバリウムでメッキした鉄(鋼板)のことをガルバリウム鋼板とよびます。
金属の屋根材を丁寧に施工して行きます!
ついに玄関ドアが設置されました。
窓サッシも取り付けられ、これで現場の戸締まりが出来ます!
外壁工事も始まりました。
防水シートが貼られ、外壁の下地を組んで行きます。
今回採用された外壁材はガルバリウム鋼板の金属サイディングです。
窯業サイディングに比べて重量が軽く、柱や梁などの躯体にかかる負担が少ないので、地震の時など建物への影響がおさえられます。
あとはなんと言ってもデザイン性が高く、スッキリとした見た目がスタイリッシュな外壁に仕上がります。
室内では大工工事だけでなく電気屋さんによる配線工事も進みます。
大工工事は、床工事が始まりました。
今回の床材は北海道産の無垢材の栓(セン)です。
美しい年輪と豊かな表情が特徴。
優しい木目と贅沢な天然の質感がオシャレな空間にぴったりな床材です。
システムバスの設置工事も行われました。
室内天井や壁には石膏ボードが張られました。
この日足場が取れました!
金属サイディングならではのスタイリッシュな外観です。
さて、いよいよ大工工事は細かい造作工事に入ります。
キッチン前の造作壁やカウンターを造り、いよいよキッチン本体の設置です。
キッチンに向かって立った時に背面に来る壁には、造作の収納棚を設置して行きます。
洗面室や玄関などにも、収納棚を設置して行きます。
ここからはいよいよ仕上げ工事です。
玄関土間のタイル施工工事が行われました。
内装工事も始まりました。
ワンポイントで壁を演出するアクセントクロスやクッションフロアも貼られました。
ビビッドな色のカラークロスが可愛いです♪
さて、室内の工事がひと段落したところで、南側庭の造園工事が始まりました。
土壌改良後、園路の下地を作って行きます。
庭工事と並行して木製のステップを造ります。
木々が搬入され、いよいよ植栽工事が始まります。
緑が入ると一気に庭っぽくなりました♪
玄関前の外構工事がスタートしました。
施主のお母様が歩き易いように玄関へのアプローチをスロープにします。
家の前に設置するファンクションユニットを造ります。
ファンクションユニットとは、
ポスト・照明・インターホン・表札などの機能をまとめて設置できる機能門柱です。
玄関横にも植栽を植え付けられました。
ファサード植栽として家をより素敵に演出します。
玄関正前には長野県の諏訪石を使用した石敷きのアプローチを造ります。
アプローチの石敷きは全て職人の手仕事です。
センスと技が光ります!
駐車場の土間コンクリート施工が行われました。
門柱の左官仕上げ作業が行われました。
ステンレスのカッコイイ外水栓も設置されました!
いよいよ南側庭の造園工事が大詰めです。
大小30種類以上の草木を合わせた雑木の庭に仕上げます。
足元の園路は、たたき風の山砂洗い出し仕上げです。
山砂洗い出し仕上げとは、白セメントに山砂を混ぜて、川砂利を入れたものです。
姿形の変わらないコンクリートとは違い、踏んで行くうちに少しずつ砂利の現れ方が変わってきて、歩いているうちに馴染んで、経年変化を楽しむことが出来ます。色味も温かく、デザイン性も高いです。
また庭木の上に敷かれた杉の皮は、見た目がおしゃれなだけでなく、保水効果、保湿効果を高めます。
室内では建具やトイレ、照明などの器具の設置が行われました。
これで全ての工事が完了です!
では完成写真をご紹介致します。
外観
ファンクションユニット(門柱)
スロープ+木製手摺り
石敷きのアプローチ
玄関脇の植栽ユニット
南側庭
外水栓
玄関
下駄箱収納
トイレ
洗面室
バスルーム
居室
リビングダイニング
パントリー(食品庫)
キッチン
カウンターに造作したニッチ棚
造作家電収納棚
ダイニング
この収納の上のスペースには仏壇が置かれる予定です。
室内から見た庭
木製のステップで外へ出られます。
いかかでしたでしょうか。
今回の新築はお二人暮らしの平家建ての家でした。
サイズ的にはそんなに大きい家ではないですが、住みやすさを重視した設計、シンプルな外装に素敵な植栽がプラスされた外観、無垢の木をふんだんに使用した温かみのある内装等、随所にMOPTOPらしさが詰まった家に仕上がりました。
お施主様にもとても喜んでいただきました。