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MOPTOP通信

研修に行ってきました(*´∀`)

2020.12.10

すっかり寒い季節になりましたね。

気がついたら今年も残り少なくなりました…

 

さて、MOPTOPは先月、研修旅行なるものに行ってきました!

 

その内容はと言うと…

いつも無垢の建材でお世話になっている会社さんでありますチャネルオリジナル(株)さんにお声をかけていただき、国産の無垢材を知ろう!ということを目的とした研修でした。

日程的には1泊2日という弾丸ツアーで、その限られた時間の中で本当にピンポイントで目的地を回るというようなスケジュールだったのですが、その中で様々な経験ができました。

Facebookでいくつか写真を紹介したのですが、せっかくなのでブログでもご紹介したいと思います♫

 

 

 

 

初日、みんな寝坊せずに無事に東京駅に集合しました。

もちろんこんなご時世ですので色々気をつけながらですが、

いざ北へ出発です!

 

 

 

最初の目的地は函館から1時間ほど車を走らせた知内町にある道産材フローリング工場のウッドファミリーさんです。

 

とても綺麗な青空の下に広がる広大な敷地にドキドキしながら工場に入ります。

 

 

アーリーアメリカンな雰囲気の建物も素敵です。

 

 

最初に簡単な説明を受けてから、無垢の原板がフローリング材になるまでの様子を見学させていただきます。

 

 

 

まずはフローリングの材料である楢材の原板積みの作業の様子です。

 

 

形は床板の形になっていますが、まだただの木の板です。

 

 

長さを揃えて、この板を乾燥させるために、一段一段、空気が当たるように隙間を空けて積み重ねて行きます。

全て手作業で進めて行きます。

 

 

次に見せて頂いたのは、さっき積み重ねた原板を自然乾燥させているエリアです。

 

フローリングの材料の原板積みが終わると、約3〜4ヶ月間自然乾燥させます。
津軽海峡からの風がとっても良いそうです。

 

 

 

自然乾燥が進み、

フローリングの材料の原板積みが終わると約3〜4ヶ月間自然乾燥します。
含水率が30%以下になると、今度は人工乾燥庫で再度乾燥させます。
煉瓦積みのボイラー釜もカッコよく見えます♫

 

ついつい勿体無いと思ってしまうこんな端材も釜の中へ。

 

 

そしてこの青い大きな扉が付いている倉庫のようなものが人工乾燥機です。

 

 

 

 

中には板材がパンパンに入っています。

 

 

 

 

人工乾燥が終わると、乾燥原板倉庫でしばらく養生のために保管されます。

 

 

 

ここまで見学したら再び建物の外へ。

 

 

敷地内を進むとすぐ目の前に海が現れます。

 

 

 

 

せっかくなので、津軽海峡をバックに記念撮影しました。

海は気持ち良いですねー♫

 

 

 

 

 

海を見てリフレッシュしたところで、また工場内に戻ります。

 

こちらは加工工場です。

いよいよ原板がフローリング材になっていきます。

板を床材にするべく、機械で沢山の加工をしている様子を見学します。

 

表面を仕上げる機械のそばにあった巨大なペーパーヤスリに驚いたり、

 

 

 

床材が組み合わさる箇所を加工するサイドマッチ加工が終わった板材を触ってみたり、

 

節にパテを施す処理をしている様子を見させて頂いたり、

 

 

 

丁寧な作業が全て終わると、ついにフローリング材が完成です!

 

 

 

 

 

完成したフローリング材は検品、梱包されて出荷まで倉庫に保管されます。

 

またこの倉庫もトラスが剥き出しのカッコイイ倉庫でした!

 

 

 

 

 

フローリング工場見学のラストは座学です。
無垢フローリングの材料である広葉樹について学びます。

 

 

 

 

針葉樹に比べて種類の多い広葉樹。
木によって様々な特徴があります。
沢山のお話をお聞きしてあらためて広葉樹の面白さに気付かされました♬

 

お忙しい中、とてもご親切に対応してくださったウッドファミリーさん、ありがとうございました(ノ´∀`)ノ

 

 

さあ、知内町を後にし函館に着いた頃にはすっかり夜でした。

たっぷり勉強したので、ちょっとご褒美にとみんなで函館山へ。

季節のおかげもあって、息を飲むほどの綺麗な夜景でした。

 

 

ずっと山の中にいたので、夜景を見て旅先にいることをやっと実感したりしました(笑)

 

 

さあ、あっという間に研修2日目です。

この日は朝から厚沢部(あっさぶ)町へ向かいました。
行き先は前日お伺いしたウッドファミリーさんに木材を卸している材木屋さん、鈴木木材さんです。
材木屋さんですが、敷地内にギャラリー、家具ショールームや木材の展示場なども併設されています。

写真の通り事務所もギャラリーも建物が素敵で着いた途端にワクワクしました♬

 

 

最初に目に付いたのが事務所建物の栗の木のウッドデッキ 。

栗は水に強い材料なのですが、ウッドデッキ に使用されているのは初めて見ました。

 

 

栗のウッドデッキ なんていいねー!

こんなの造りたいなーとみんなでワイワイ。

夢が膨らみます♪

 

 

こちらでも、ご丁寧に会社内を案内していただきました。

中でもとても驚いた場所が、木材展示場でした。

 

 

 

 

 

入り口にこんな原板が並べてあり、入る前から圧倒されました!

 

 

 

中に入るとものすごい量の材木でした。

 

 

 

量ももちろんなのですが、もっと驚いたのがこのサイズです。

説明するより写真を見て頂いたら一目瞭然です!

 

 

自分たちよりはるかに大きな板材がこれでもかというように並ぶ様子にみんなで感動しながら、どうしたらこんな板を手に入れられるか、手に入ったらどうするか、などを話しながらこれまた夢を膨らませました♫

 

ここまででかなりの大興奮だったのですが、外に出て敷地の奥の方に連れて行って頂いたら、まあ、これまでの興奮を超える衝撃的な光景が広がってました!!

 

 

わかりますか?!

 

一見、写真で見るとただ木が積まれている写真ですが、

人のサイズはこんな感じです。

 

 

遠くから見ると小枝みたいにも見えるのですが、かなりの大木です。

その大木がこれだけ広範囲に積まれている光景に、みんなでもう驚きを越えて感動しました(´ー`)☆

 

 

 

 

 

木を製材する様子も見せていただきました。

 

昨日ウッドファミリーさんで見た原板が出来るまでの工程です。

大きな木が機械でスライスされていく様子はずっと見ていたいくらい面白いです♪

 

 

製材の様子①IMG_9844

製材の様子②IMG_9843

 

 

 

 

 

会社内を見学をさせていただきながら、木の話、北海道の話、家の話、など沢山の興味深いお話をしていただきました。

今回の鈴木木材さんへの見学は前日に急遽お願いをする形だったのですが、快く御承諾いただき、とても丁寧に対応していただきました。

鈴木木材さん、ありがとうございました!

 

 

 

 

さあ、本当に弾丸ツアーも残すところあと少しです。

お土産を買おうと最後に立ち寄ったのが金森赤レンガ倉庫でした。

函館港のあるベイエリアにある煉瓦造りと石畳が趣きのある古い建物で、今はショッピングモールになっています。

以前店舗デザインで色々参考になる場所を調べていた時に、この建物を見てちょこっとインスピレーションを受けたことがあり、行ってみたかった場所でした。

残念ながらあまり時間が無かったので、外観を見ただけでしたが、とても素敵な建物でした。

 

 

 

 

 

 

そんなわけで、駆け足でしたが以上が研修のご報告でした(*´∀`)

 

今回の研修で、日頃MOPTOPが使用している無垢の材料がとても手間隙のかかるとても沢山の工程を経て完成することを知ったことはもちろんですが、広葉樹について、国産材の現状について、沢山の貴重な話を聞ける機会となりました。

これまでもMOPTOPが大切に考えてきた広葉樹の無垢材ですが、今回の研修が今後MOPTOPの最大の武器を作ることになるかもしれない…と帰りの新幹線では建材屋さんと会議のように色々思案しながら、頭ぐるぐるして帰ってきました(笑)

先のことはまだわからないですが、確実に言えることは、今回の研修はMOPTOPの今と未来を考える良い機会になりました。

 

今回の研修企画立ち上げてくださったチャネルオリジナルの坂口さん、ありがとうございました…✳︎

 

筆:藤野

 

 

 

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