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MOPTOP通信
今年も残り僅かになってきました・・・・。
師走も後半となりました。
Facebookをご覧いただいている方はおなじみの現場報告だと思いますが、
MOPTOPは10月末から青梅の黒沢で大きなリノベーション工事を行っています。
今回のこの現場は二世帯住宅で、お母さんが住む築約70年の母屋の工事と、
その母屋の隣に続いている、息子さん家族が住む予定の洋館の工事、2つの工事を行います。
先日、工事の前半戦の母屋工事が完了しましたので、その母屋工事編の完工報告を行いたいと思います。
まずは初日の母屋の解体作業です!
この母屋は築約70年。
解体もいつもと違う様相になりました!
解体の様子の写真一気見せです!(^^)!
さあ、いざ解体スタートです!
今回は築年数が約70年と古いため、新建材が一切使われていません。
藁や竹など自然にあるものだけで造られています。
トラックがこの通り満載です!
不要な仕切り壁が取り払われ、柱と梁が残りすっきりです!
沢山の畳も撤去して、いよいよ床の下地を組みます。
床の下地を組んで行きます。
古い建物なので、いたるところに歪みがあります。
高さを調整しながら丁寧に作業していきます。
既存の床下地の上に断熱材を敷き詰め、その上にさらに新しい床下地を張って行きます。
もともと隙間風が入り放題だったこの古い家。
今回は断熱対策をしっかり行います(*゚∀゚)
下地が出来たら、床材を張ります。
今回のお宅では室内でワンちゃんを飼われているということで、無垢の木の床ではなく、
お手入れが簡単な天然木化粧の床材を使用しました。
艶やかな表面化粧で傷や汚れにも強い国産天然木化粧の床材です。
だんだん部屋の様子が見えてきますよ♬
目線を上にやると、梁を入れる様子です。
取れる古い柱は取り、その分建物の強度を保つために、新しい梁を入れます。
補強を終えると、一度壊した天井を塞いでいきます。
一度壊した天井が無事塞がれ、壁面も新しい間取りで間仕切り壁が出来てきました。
ドアの枠なども付き、部屋の全容がなんとなく見えて来ましたよ(*゚∀゚)
ユニットバスも到着しました!
今回のお宅の建物は築70年ということで、傷んでいるところがかなりありました。
ただ、なるべく古き良き趣のある見た目の表情は残したいということで、
古くて傷みの激しい面材は作り直しても、頑丈な柱や枠などはそのまま活かすなど、出来る限りデザイン性は変えずに工事を進めています。
この日私が塗装した場所は、古い柱の木と新しく打った木、また新しく入れた既製のドア枠など、バラバラの物が同時に目に入る場所でした。
その見た目バラバラの物が1つの場所に合わさった時に、なるべく自然に見えるような塗装を心がけました。
今回は、いかに古い物と新しいものがきれいに融合するかを追求していきます!
今回、玄関スペースにもこだわります。
まずは既存の玄関の古い木部をきれいに作り替えます。
大工工事が終わると木部塗装です。
玄関は家の顔‼
塗装1つで空間の印象はガラリと変わります。
母屋の玄関入ってすぐ右側には、隣の洋館に続く扉があります。
その扉もかなり古いものなのですが、様々な理由で交換ではなく、既存の扉を利用することになりました。
今回はアルミの古い扉の表面に薄く木を張りリメイクしました♬
年季の入った古いアルミ扉が、木の扉に変身しました!
さて、こちらは玄関の外です。
既存の玄関を外したら、玄関周りの土台の状態が悪かったため、急遽土台の交換改修作業になりました。
腐っていた土台を撤去し、新しいものを入れます。
古いサッシを撤去した際に解体した玄関の壁を新しいサッシに合わせて復旧していきます。
サッシは新しくなりますが、年季の入った趣のある建物に合うようにサッシ周りを仕上げて行きます♬
玄関の室内側の壁も壁の下地の傷みが激しかっため、
思案の末、壁下半分に板材板をぐるっと回すデザイン、いわゆる腰壁にしました。
色も柱や建具に合うように落ち着いた色に塗装しました♬
この後に最後の仕上げ、左官工事が待っています!
室内ではキッチンの組み立て作業も進みました。
器具付けが始まると、一気に家として仕上がってくる感じがします(^^♪
そんなこんなで…
クリーニングが完了し、母屋工事の大きな作業はほぼ終了しました。
今回のリノベーション工事は、出来る限り昔風情の趣のある様相を残しつつ、
住居としての快適さを追求するということを目指しました。
それでは、施工完了後の写真を施工前の写真とともにお見せしたいと思います!(^^)!
いかかでしたでしょうか?
間取りがだいぶ変わっていて、Before After の写真の構図が違っているのもありましたが、
工事の前後の様子がお分かりいただけると思います。
この後お隣の洋館工事がスタートしました。
またその現場報告は次回行います!
またよろしくお願いします(^^)/
筆:藤野