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MOPTOP通信
前回のブログに続いて…
少し前の工事だけれどせっかくなので現場完了報告〜遅くなりましたシリーズ!です。
今回の現場報告はちょうど1年前のこの時期に完了した奥多摩でのリフォーム工事です。
この工事は昔ながらの平屋の日本家屋にほぼ全部屋手を入れる工事でしたので、場所を決めて順番に工事を進めていきました。
まずは和室の床の間や押し入れの修繕をします。
床の間の壁には栂(ツガ)の板を施工しました。
この場所は、テレビボードスペースになります♪
次はキッチンに移動します。
既存のキッチンをまず解体、撤去します。
この部屋の天井は、元々通称ジプトーンと呼ばれる化粧石膏ボードでした。
今回はこの既存の天井を補強して、仕上げに杉板を張っていきます。
天井や壁が仕上がると、キッチン本体を設置します。
ステンレス製のカッコ良いキッチンです!
レンジフード下の壁にはシンプルにサブウェイタイルを施工しました♪
キッチンの端には、お施主様のご希望で折り畳み式の作業台を設置しました。
食器の水切りカゴを置くスペースとして使用します。
折り畳み式なので、使わない時には畳むことができるので便利です。
素敵なキッチンスペースが出来ました!
今回の工事は外でも行われます。
まずは既存のテラス屋根を解体します。
解体作業が終わると、新しい柱を設置する際に必要な金具を埋めておきます。
この日、現場に大きなサッシが届きました。
南面の大きなサッシを交換します!
カッコ良いブラックサッシが設置されました!
続いて玄関戸も交換します。
まずは既存の戸を撤去します。
新しい引き戸を設置します。
引き戸の周りには板を施工しました。
今回のお宅の元々の既存の外壁が、下見張りの中の「ドイツ下見板張り」という張り方でした。
「ドイツ下見板張り」とは、長い板材を横に張る際、板と板の合わせ目は、板の上端(重ねる時に下に来る方)の削り幅を下端(重ねる時上に来る方)よりも大きく取る方法で、溝の様な目地が大きく見えるのが特徴です。
そんなわけで新しく張る外壁の板は、既存の外壁と同じくこのドイツ下見板張りで施工しました。
このタイミングでポストも新しくしました♪
さて、工事はまた室内に戻ります。
子ども室の床、壁、天井に板を張っていきます。
床板を張る際、傷んでいた箇所を補強しながら工事を進めていきます。
床板は楢(ナラ)材です。
壁には、栂(ツガ)の板、天井にはキッチンの天井と同じく杉の板を施工します。
だいぶ部屋の雰囲気が変わりました!
扉も新しい壁に合わせて手を加えます。
元々の既存のドアに、壁に施工した板と同じ栂の板を貼り付けました。
続いて、もう一部屋の居室も同じ様に床と天井に板を施工します。
この部屋が他の部屋と違うところが、壁は左官屋さんが珪藻土で仕上げます。
お施主様に選んでいただいたピンクの珪藻土仕上げの壁が印象的なお部屋に仕上がりました。
工事は再び外へ行きます。
家の裏にある古い物置スペースの傷んでいる柱を補修して、新しく棚を造ります。
柱と棚が仕上がると、塗装を施し、屋根を造ります。
骨組みを造り、波板を設置します。
この作業はお施主様も一緒に行いました♪
きれいなクリアの屋根が仕上がりました!
実は外工事はこれでは終わりません。
この物置スペースとは別の場所にもテラス屋根を造ります。
工事の序盤にアルミのテラス屋根を撤去して、柱の金具を前もって埋めておいた場所です。
こちらのテラス屋根には先ほどの物置スペースに使用した波板ではなく、サイズの大きい乳白色の波板を使用します。
作業写真は撮れなかったのですが、その他にも外壁塗装工事や瓦修繕工事なども行い、
これで全ての工事が完了しました!
工事前と後の写真を並べてご紹介します。
いかかでしたでしょうか?!
この工事は中から外までほぼ全ての部屋に工事が入り、お施主様は工事の間ご苦労もあったと思います。
ただ施工前後の写真をご覧いただくと一目瞭然ですが、とても素敵な仕上がりになりまして、
おかげさまでお施主様にもとても喜んでいただきました。
ありがとうございました。
筆:藤野