飯能市新築現場完了報告!!!
2021.01.24
目に見えないウィルスに怯える日々が続いていますね。
みなさまお元気で過ごせていますでしょうか。
タイトルを打って、自分で「いつの話だ!」とツッコミたくなりましたが、
飯能市新築現場が完了したのは、昨年の夏でした…^^;
オープンハウスも開催せていただいたので、いつもMOPTOPのページを見てくださっている方は、見覚えがあるお家だと思います。
秋以降がバタバタと忙しく、すっかり現場報告がご無沙汰になっていました。
そんなわけで、時を遡ること数ヶ月。
いや、この写真は約1年前の写真です。
この何も無い原っぱに家を造って行きます!
昨年の3月中旬の気持ちの良い青空の日、地鎮祭を行いました。
そして、いよいよ基礎工事がスタートです!
土台敷きとは、基礎コンクリートの上に建物の土台の材料を設置していく作業です。
基礎も大事な工程ですが、この土台敷きやこのあと組み立てる構造部分は家の骨組みとなる重要な部分です。
建前とは、家の主要な柱、梁、棟木などの構造材を組み上げることを言います。
この日だけは大工が何人も集合し、現場は朝から賑やかです。
この日のメインイベントは、古材の梁をいれる場面でした。
今回、リビングから見える梁や柱に何本か古材を使用します。
その古材はあらかじめ、弊社の倉庫に保管しているストックの中からお施主様が選んだ材料です。
この古材の柱を、建前の中その場で加工して組んで行きます。
梁がバッチリ入りました♬
形のきれいな雰囲気のある古材の梁は、この家の顔になりそうです。
午前中で1階天井の骨組みまで組んで終了です。
お施主様も朝からずっと現場に居て下さって、お昼休憩にはお施主様がお弁当をご用意下さり、みんなでお昼を食べながら上棟のお祝いをしました(*´∀`)
午後はロフトから屋根部分の組み立てに入ります。
建前が終わると、いよいよ数ヶ月に渡る大工工事が本格的にスタートします!
まずは壁を塞ぐ作業をしていきます。
骨組みだけの建物に外壁の下地材を施工します。
室内側はこんな感じです。
壁ができるとサッシを設置します。
今回玄関横の一番目立つ窓は、木製サッシを設置します!
窓が付くと、家っぽくなりますね♫
外では軒天(のきてん)と呼ばれる建物から伸びている、屋根の裏側部分を造る工事や、屋根工事が進みます。
建前の時にも感じましたが、とにかく屋根が大きい今回の現場。
次は玄関ドアです。
ドア枠を造り、扉を設置します。
今回の新築は、家中の建具がアンティークになります。
アンティークということで、新しい建具と違い、設置する大工はかなりの大仕事です。
今回お世話になったお店は、現場と同じ飯能市にあるアンティークショップ『REFACTORY antiques』さんです。
可愛いアンティークの家具や建具をお探しの方は是非♫
可愛い親子扉に続き、勝手口も付きました。
次は床工事です。
今回の屋根裏スペースはかなり広く、ロフトと言ってもけっこうな面積です。
また吹き抜けからリビングが見渡せるので、きっと気持ちの良いスペースになること間違いなしのロフトです♫
次は天井を仕上げていきます。
下地を組み、断熱材を入れ、石膏ボードを施工します。
この板の塗装はお施主様が頑張りました!
広範囲に渡る勾配天井に施工する材料なのでかなりの分量です。
また施工作業も広い面積と勾配天井なのでかなり労力を使う作業です!
また玄関周りなどの木部加工も進み、いよいよ1階の床張り工事がスタートします。
きれいな木目で、最近のMOPTOPでは定番になりつつあるイチオシの床材です♫
なかなかキレイな仕上がりです!
この頃、外では外壁工事が始まっています。
下見板張りとは、
建物の外壁に長い板材を横向きに板の下端がその下の板の上端に少し重なるように張る張り方を言います。
杉板を施工しないその他の面は、モルタルで下地を造り、仕上がりは塗装仕上げになります。
外観の全容が見えてきましたね(*゚∀゚*)
さて、また写真は室内に入ります。
オーダー建具の場合は、ドア枠の寸法に合わせて建具本体を造るのですが、今回はアンティークの建具に合わせてドア枠を調整します。
今回は全ての建具がアンティークのため、ドアの枠の造るのがなかなかの大仕事です。
枠材は、無垢のラワン材です。
調整しながら造った枠を入れると、ドアを設置します。
可愛いモールガラスの引き違い窓は寝室の飾り窓です。
居室2部屋の建具設置完了です♪
次の写真は玄関からリビングに入るためのリビング引戸と玄関入ってすぐ目の前のシューズクローゼット戸を設置している様子です。
リビングの入り口の建具は、元々開き戸で使用していた物を引き戸仕様に加工して設置します。
モールガラスが素敵な引き戸になりました。
このルーバーの引き違い戸は、玄関収納庫の戸です。
難易度の高いアンティーク建具の設置作業が無事に完了しました(*゚∀゚)
場面が変わって、写真はMOPTOPの作業場です。
写真は造作階段の製作作業の様子です。
今回もすっかりお馴染みになった鉄製の階段手摺りを造ります。
今回の階段は足が乗る踏み板以外の部分は鉄で造ります。
完成しました!
では、完成した鉄製階段手摺りを現場に設置します。
搬入もドキドキです!
男子4人がかりで無事に階段が付きましたー!!!
なかなかの存在感でいい感じです♫
鉄製階段の手摺りが出来るといよいよ踏板が入ります!
杉は柔らかく、硬い木と比較すると温かく感じるので、アイアン階段にはぴったりです。
この頃内装の塗装工事も始まりました。
今回の内装仕上げは漆喰塗装です。
ここまで来ると、大工工事が大詰めになっていきます。
造作洗面台の材料は、樫(かし)です。
名前のごとく、とても堅い木で加工は大変ですが、その分強度があります。
また、なんといっても木目に特徴があり、粗っぽい表情が素敵です。
今回もお施主様のご要望に合わせて造ったオリジナルの造作洗面台です。
キッチンの家電収納棚も造作です。
こちらは楢(ナラ)の木で造ります。
下駄箱収納棚も出来ました。
さて、ここで第2段の鉄の造作工事が入ります。
ここで造っているのはロフトに設置するフェンスです。
仕上がると、吹き抜けに沿ってロフトの端にフェンスを設置します。
かなりの重量なのでロフトまで持ち上げるのは職人2人(+私のヘルプ)でもなかなかの大仕事です!
ただ広い吹き抜けをぐるっと囲うこの鉄製造作フェンスは見事です!
白い天井や壁の空間に鉄のアクセントが良い感じです♬
内装工事もあと少しです。
写真はタイル屋さんの作業風景です。
キッチン横の壁は、真っ白な可愛いタイルです。
キッチンが設置されると、こんな感じです。
洗面台の上の壁にもタイルを施工します。
こちらはグレーのタイルと樫の木の組み合わせが、良い雰囲気です!
今回の新築の顔の一つでもある土間も仕上げていきます。
さあ残る仕事は、外の仕事です。
写真は家の前に設置するファンクションユニットを造っている様子です。
ポスト・照明・インターホン・表札などの機能をまとめて設置できる機能門柱です。
MOPTOPでは木で造ることが多いのですが、今回は型を造り、コンクリートを流し込み固めて造る、いわゆるコンクリートの打ちっぱなしです。
最後にウッドデッキ を造って、長かった工事が全て完了です!
それでは待ちに待った完了写真です(ノ´∀`)ノ
まずは外観です。
白い壁×下身板張りの外壁が印象的です。
広々としたウッドデッキ。
ガルバリウム鋼板の屋根。
薪ストーブの煙突。
コンクリート打ちっぱなしのファンクションユニット。
今回照明や装飾などは、お施主さまがご用意する予定です。
玄関
照明が付くと…
次は内観です。
玄関収納の中。
下駄箱とハンガーパイプが付いています。
真鍮のスイッチ
リビング引戸
アンティークドア
無垢オーク材の床
吹き抜けの大空間
リビングのシンボル、古材の梁
リビング土間
木製窓
額縁の様です。
内装全体
シーリングファンが映えます。
キッチン
勝手口ドアもアンティークです。
キッチンの造作収納棚
階段下を通ると、洗面室、お風呂に行きます。
トイレ
床はモールテックスという左官仕上げです。
手洗い
洗面室
バスルーム
造作洗面台
無垢のアカシア材の床
ウォークインクローゼット
アンティーク飾り窓
鉄×木のリビング階段
無垢杉材の踏み板
階段を上ってロフトへ
玄関上の飾り窓
いかがでしたでしょうか。
いつも長い完了報告ブログですが、今回はいつもにも増して長編になってしまいました(^^;
でもおかげさまでとても良い家が完成したとMOPTOPスタッフ一同自負しております。
お施主様にもとても喜んでいただきました!!!
今回の新築を造るにあたり、お施主様はもちろん、お世話になりました全ての皆様に感謝申し上げます。
ありがとうございました(^^)
筆:藤野