あれだけ暑かった夏があっという間に終わって、気がついたら秋の気配が漂う季節になりましたね。

さて、久しぶりの現場報告です！

 

春にあきる野で工事させていただきましたリノベーション工事の完了報告です。

古い平屋の家をリビング、ダイニング中心に改装します。

 

工事が始まったのはまだ自粛中だった４月の終わりでした。

まずは既存建物の解体作業からスタートです！

 

 

 

思い切って天井も壊して行きます。

 

 

 

ダイニング上の天井を剥がすと、鉄骨が見えて来ました。

 

 

 

 

天井や壁がだいぶ壊されて、すっかり見通しが良くなりました！

 

 

 

 

 

天井や壁がだいぶ壊されて、すっかり見通しが良くなりました！

 

次は床も解体して行きます。

 

 

床も無くなり、見事なスケルトンになりました！

 

 

 

今回間取りを変えるにあたり、邪魔になる柱を撤去します。
柱を撤去する際、構造躯体を補強するために新たな梁を入れます。

 

 

 

補強で入れる梁は、新しい梁材では無く、内装に合うようにあえて古い梁を加工して設置します。

 

 

 

 

 

次は床下工事です。

 

昔の家は、今の様に床下が土間コンクリートの基礎ではなく土のままになっている家が多いのですが、

今回は一度既存の床を壊し、湿気が上に上がらないように湿気を防ぐフィルムを敷き、

基礎の強度を上げるために鉄筋を入れてコンクリート土間を打つ工事をします！

 

 

 

 

コンクリートを流したら、手作業で敷き詰めて行きます。

 

 

 

古い家ですが、これで湿気対策や断熱対策になります！

 

 

さてこの頃ですが、今回天井の材料である杉材の塗装をお施主様にお願いしました。

 

 

とてもきれいな仕上がりです(ﾉ´∀｀)ﾉ

 

 

床下の土間コンクリートが乾くと木工事の再開です！
丁寧に床下地を組んで行きます。

 

 

下地が組めると床下の断熱材を入れ、ベニヤを施工して行きます。

 

 

元々古い家ですが、床下の土間工事、断熱工事を経て、
工事前に比べてだいぶ断熱性の良い空間になりました！！

 

 

 

これで沢山の工程があった床下時工事が完了です！
家の中の様子がだいぶわかって来ました♪

 

 

工事中は、現場で何回も打ち合わせをさせていただきました。

 

 

 

実は今回は内装工事だけでなく、瓦の積み直し工事も行うことになりました。

 

 

これで雨漏り対策もバッチリです！

 

 

床工事が進むと、次は天井工事です。
まずは天井下地を組んで行きます。

梁や柱を避けながら斜めの天井下地を組んで行く作業はなかなかの大仕事です！

 

 

 

 

ここには煙突が来ます♪

 

天井下地が組み上がりました。

まだ下地ですが、とてもきれいです♪

 

 

下地が出来ると、天井の下地に断熱材を入れ込みます。

 

 

 

断熱材が入ると、石膏ボードを施工して行きます。

 

 

 

勾配のある天井に向かって1人でこれらの作業をするのは、かなりの労力を必要としますが、

そこはプロの大工、重い石膏ボードをバシバシ施工して行きます。

 

 

 

 

石膏ボード張りが完了すると、いよいよ天井仕上げ材を施工して行きます。

お施主様が頑張って塗装した杉の板です。

 

 

 

古い梁に合った、雰囲気のある天井に仕上がりました！

 

 

いよいよ床工事最後の工程、床材を張って行きます。

 

 

 

今回の床材は、無垢の楢（ナラ）材です。
幅広のナラ材は存在感抜群です！

 

 

今回は床材に塗る塗料にも特にこだわり、この建物に合わせて2色の塗料を混ぜてオリジナル塗料を作りました。

古材の様な雰囲気に仕上げて行きます。

 

 

 

 

木部の色決めやスイッチの打ち合わせを現場で行いました。

今回はお施主様のこだわりで、可愛いスイッチやスイッチプレートを沢山使用します♪

 

 

 

 

いよいよ3枚引き込み戸を設置します。

 

 

この家の顔になるであろう素敵な仕上がりです(^^)v

 

 

さあ、大工工事もいよいよ大詰めです。
ダイニングに入ってすぐのサッシを交換して行きます。

 

 

 

既存のサッシを撤去して、サイズダウンした新しいサッシを設置します。

 

 

 

外壁側の補修部分には板を施工します。

 

 

 

 

室内のリビングドアも設置されました。

 

 

 

追加工事でいただいた廊下や洗面室の天井工事も完了しました。

天井が木になるだけで雰囲気のあるスペースになります！

 

 

 

古い傷だらけの柱には新しく板を巻き、空間に馴染むように塗装を施します。

 

 

 

 

３枚引き込み戸の上の壁の仕上げ方法については、みんなで色々悩みましたが、

最終的に壁を塞がず仕上げることに。

 

 

 

完成してみると、個性的な面白い仕上がりになりました(*´∀｀)

 

 

最後に室内建具の塗装作業が終了すると、ついに全ての工事が完了です！

 

 

 

 

 

では、完成写真を施工前の写真と並べてご紹介します！

 

 

 

 

 

 

 

 

玄関入ってすぐの壁は、お施主様がご自身で仕上げました。
きれいなライトグレーの左官壁が素敵です♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キッチンに設置した露出のスイッチボックスです。
照明と一体化させ、格好良く仕上げました。

アメリカンスイッチの露出ボックスは可愛い存在感です♡

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

扉を開けると…

 

リビングドア

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いかかでしたでしょうか。

 

古い家の趣きを残しつつ、心地良く過ごせる家を目指しました。

壁や天井を思いきって取りっ払ったおかけで、贅沢に空間を使った素敵な家に仕上がったと思います。

 

ありがとうございました(^^)

 

筆：藤野