家に関することなら、なんでも出来ます
MOPTOP通信
あっという間に今年も2月に入りました!
…が、今回のブログの内容も前回のブログに引き続き、
昨年行った工事の完工報告をさせていただきます(^-^;
かなりの時期のずれがありますが、お付き合いください!
さて今回の現場は飯能市名栗での新築工事です!
元々お施主さんがご購入された中古の建物があったのですが、そこは事務所兼店舗にするべくお施主さん自ら手を入れるということ。
我々MOPTOPはその既存の建物にぴったりくっつけて、新しく平屋の家を新築します♫
これが既存の中古の建物です。
この建物のこの写真に見える面に新しい家をくっけて造ります!
鉄骨を組み込んだ基礎を造った後、
新築を建てるにあたって邪魔になる既存の建物の屋根を一部カットして、
既存の建物と新しく建てる家の設置面を整えます。
その作業が終わると、基礎の上に木の土台を敷いていきます。
それが終わるといよいよ建前になります!
現場を引いてみるとこんな様子です。
青く見えるのは、既存の建物に張った新しい外壁です。
なんとお施主さんが外壁施工をしています( ゚Д゚)!
その様子は後程ご紹介します♪
さて、そんなわけで、いざ建前スタートです♪
今回は平屋の戸建てですが、クレーンを使い柱や梁などを組み立てて、
1日で屋根の一番上の部材である棟木まで取り付けます。
この日は朝から快晴で建前日和♫
ではスタート!
柱や梁が組み上げられた後は、垂木(たるき)という屋根材を支えるために、棟から軒先に渡す長い木材をかけ、
その垂木の上に、屋根の下地材の野地板(のじいた)を張ります。
上から見ると…
遠くから見ると…
平屋なので見た目はシンプルですが、無事に屋根の下地までできました♬
屋根の下地の野地板が張り終わると、ルーフイングという、屋根から漏れてきた雨などの水を家の中に侵入させない為の防水機能をもったシートを張り、
その上に家の仕上げ材を施工します。
今回の屋根材も前回の新築の屋根と同じで、ガルバリウム鋼板です。
ガルバリウム鋼板とは、鉄合金の板に金属メッキ加工(アルミニウム、亜鉛、ケイ素で出来たメッキ)を施したものです。
金属にもかかわらず錆びにくくて長持ちし、軽いので家に負担をかけません!
ただ前回の新築の屋根の葺き方は横葺きだったのですが、今回は縦ハゼ葺きです。
縦ハゼ葺きは、結合部の部材が少なく、雨漏れの少ない葺き方です。
今回は屋根の上にデッキを造る構想があり、デッキを使いやすくするために、なるべくデッキ及び屋根を低く造りたいという希望があります。
屋根を低くするためには、なるべく屋根を薄く、勾配を緩くしないといけなくなり、勾配を緩くすると雨が風で上がり易くなるので接合部から雨漏れの可能性が高くなります。
なので今回は結合部の部材が少なく、雨漏れの少ない縦ハゼ葺きを選択しました♫
屋根が仕上がるとちょっと一安心!
今度は室内をバリバリ仕上げていきます‼︎
ここからはいつもの通り作業内容のわかりにくい写真がしばらく続いていきます(^-^;
柱などの骨組みを造ったり、壁の下地や床の下地を造っています。
床の下地が組み上がると、目で見て家のスペースがわかりやすくなってきます♫
ある程家の度枠組みが出来てくると、電気屋さんが電気の配線をしたり…
サッシを設置したりしていきます。
玄関ドアも設置します(^^♪
写真はまだ養生がかかっているので見えませんが、
今回は新築とつながっている既存の建物のサッシに合わせてブラックのドアです!
室内の工事と並行して、外周りの工事も進みます。
写真は軒天を張っているところです。
壁には胴縁(どうぶち)が施工されます。
胴縁とは、壁材受けるための下地部材で、外壁に通気層を設けるために施工される胴縁を「通気胴縁」と言います。
この作業が終わると、外壁を張ることができます♬
さて、室内では壁、天井の下地が出来て、断熱材を入れる作業に入ります。
断熱材が入ると、上から石膏ボードを張って行きます。
床の施工もスタート!
お馴染み無垢のパイン材です。
フロアの半分を張った段階で塗装作業をします。
今回の床の色はお施主さんのお好みでオレンジ系の赤みがかった色になりました!
仕上がりが楽しみです♫
石膏ボードや床が仕上がると大工工事も終盤!
ドアの枠やクローゼットの枠などをつけていきます。
この日はお施主さんが新築の外壁に木を張る作業をしていました。
大工さん顔負けの手さばきにびっくりです‼︎
先に張ってあった既存の建物の外壁とつながり、きれいに一つの建物になっていきます!
そうこうしているうちに細かい作業はまだありますが、大方の大工工事が完了しました!
次は仕上げ工事の職人さんが入ってきます♫
写真はお風呂施工の様子です!
今回のお風呂はユニットバスではなく、昔ながらのタイル張りのお風呂です。
基礎を造り、既製の浴槽を入れて、周りの壁や床はタイル張りで仕上げます。
今の見慣れたユニットバスと違い、素敵なタイル印象的な個性的なお風呂になりました!(^^)!
玄関のアプローチもタイル仕上げです。
今回の玄関アプローチの床はテラコッタのタイルです。
こちらも外装とのバランスがどのようになるのか楽しみです
この頃、室内は壁紙が張られすっかりきれいなお部屋になっていました♪
リビングは木が張られているようなデザインの壁紙です(*‘∀‘)
さて、また写真は外の様子です。
この現場は、店舗として使う予定で中古リノベーション中の建物に新しく新築を併設したのですが、
この日は、その中古リノベーション中の店舗の方の扉が搬入されました。
建具屋さんに造ってもらった手造りの木の扉です。
今回はヒバの木で製作しました。
ヒバの木は、腐りにくく、耐水性の強い木材です。
独特の匂いのある精油成分があり、そのお陰で腐朽菌に強く、白蟻などの害虫も寄せつけないと言われています。
優れた耐水性と耐朽性で、建物の土台や木製の浴槽などにも使われます。
今回はお施主さんのご希望で、写真の通り真っ赤に塗装しました!
青い外壁に真っ赤な扉が映えますね♫
足場も取れて、外装もはっきり見えるようになりました。
赤と青のコントラストが良い感じです(^^)/
足場が取れたので、最後に店舗の入り口前のスペースをきれいにコンクリートで仕上げて、ひとまず工事は完了です!
それではお待たせしました!
ここからは完工写真です(^^)/
まずはリビングを入ると…
左手にキッチンがあり、ダイニングスペースが広がります。
向こうには和室。境には仕切り戸があります。
奥の和室。
畳は正方形の琉球畳です。
和室の奥には寝室があります!
ドアを全部開けると、フロアがつながっていることがわかります。
寝室の入り口の手前の壁面は全てクローゼットになっていて、
大容量の収納スペースになっています。
クローゼット向かって右側のドアはに玄関への廊下の入口です。
リビングを出ると左が玄関です。
廊下側から見ると…
こちらは洗面所です。
扉を開けると、バスルームです♪
景色はきれいですが丸見えになってしまうので、お施主さんがご自分で目隠しを考えるそうです( *´艸`)
でもかなりの絶景です!
洗面所の向かいにも収納スペースがあります。
この収納スペースの横側は下駄箱になっています。
そして玄関です。
最後に外観です♪
ざあっと仕上がりの様子をお伝えしてきましたがいかかでしたでしょうか?
これで完工です!
おつかれさまでしたー(*^^)v
と、いつもならこれで終わるのですが、
なんかおかしいな・・・と写真を見て思った方がいると思います。
そうなんです!
この赤い扉、どうやってはいるのでしょうか?!
宙に浮いています…
そうなんです!
この現場はまだ終わっていないのです( ゚Д゚)
新築は完成しましたが、この赤い扉がある方の建物は、以前もお伝えした通り、店舗になる予定です。
この店舗部分はお施主さんとMOPTOPで一緒に手を入れていくことになりました!
下の写真は赤い扉とは反対側の面なのですが、ここにはお施主さんにより壮大なデッキが造られる予定です。
そして赤い扉へ行くにはどうするのか?!
楽しみですねー♬
乞うご期待です(^^)/
続きの現場報告をお楽しみに♬
筆:藤野